『小松左京全集完全版』第13巻2008/09/30 00:00

「五月の晴れた日に」「夢からの脱走」「時間エージェント」など、1965年1月号から1966年7月号までに掲載された短篇、28編を収録。
解説は武蔵野次郎さん。
ISBN978-4-903624-13-6 4572円(税別)
城西国際大学出版会 

1965年1月号から1966年7月号までに掲載された短篇28篇を収録
「夢からの脱走」
「異次元結婚」
「ぬすまれた味」
「哲学者の小径」
「聖六角女学院の崩壊」
「四ッ矢怪談」
「Mは2度泣く」
「五月の晴れた日に」
「本邦東西朝縁起覚書」
「消された女」
「南海太閤記」
「腐蝕」
「幽霊時代」
「出来てしまった機械」
「イワンの馬鹿作戦」
「サテライト・オペレーション」
「黴」
「TDSとSDの不吉な夜」
「ウインク」
「生きている穴」
「比丘尼の死」
「地球になった男」
時間エージェント「原人密輸作戦」「一つ目小僧」「幼児誘拐作戦」「タイムトラブル」「地図を捜せ」「幻のTOKYO CITY」

武蔵野次郎氏の解説から
「小松作品ならではの凝った趣向、話の奇抜さ、オチの巧妙さ等々があり、読者はSF短篇というものの独自の興味を楽しむことができる。」

http://www.iocorp.co.jp/sinkan/Zenshu13.htm
http://www.jiu.ac.jp/sakyo/vol_13.html

『小松左京全集完全版』第31巻2008/07/31 00:00

『日本イメージ紀行』 『未来からの声』 http://www.jiu.ac.jp/sakyo/vol_31.html

『小松左京全集完全版』第30巻2008/03/31 00:00

「地球を考える」と「新・地球を考える」を収録。
12名の各方面の学者に人類という知的生命体を生み出した地球について問うた「地球を考える」と、今回の全集のために松井孝典、中村桂子、吉田夏彦の三氏に現代の知見で「地球を考え」ていただいた。地球環境問題が国際政治の舞台に上がってきている現代にこそ、読んでもらいたい。
ISBN978-4-903624-30-3  4800円(税込み)
城西国際大学出版会

1970年秋から1年間朝日放送の広報誌『放送朝日』に連載した対談集。

竹内均「0x無限大=有限」
樋口敬二「熱の捨て場」
吉良竜夫「生物圏奇々怪々」
渡辺 格「『生命』つくります」
上山春平「寄物陳思」
吉田夏彦「論理かヒトか」
坂井利之「機械はヒトのパートナーか」
大来佐武郎「地に満ちたアト」
武者小路公秀「国際政治の終焉」
貝塚茂樹「片目開眼」
會田雄次「『歴史学』の没落」
梅棹忠夫「『脱文化』文明は可能か」

当時最高の知識人とともに小松左京が地球について、つまり人類について考えた。
ここで議論されていることが、もう少し多くの人々によって真剣に考えられてきたら、今日のような問題はもっと賢明に解決の方向に向いていたのではないだろうか。

科学的に新たな知見は、松井孝典、中村桂子、吉田夏彦の三氏が、2007年11月24日におこなった「新・地球を考える」シンポジウムで補ってくれたが、根本的な問題は、いまだに解決されていない。

http://www.iocorp.co.jp/sinkan/Zenshu30.htm
http://www.jiu.ac.jp/sakyo/vol_30.html

『小松左京全集完全版』第2巻2007/12/31 00:00

「復活の日」「果しなき流れの果に」を収録。
解説は福島正実氏。角川書店版単行本『復活の日』のあとがきも収録。『日本アパッチ族』と『復活の日』執筆時のいきさつも本人の言葉で記録されている。488頁
ISBN978-4-903624-02-0  4800円(税込み)
城西国際大学出版会

第7回目の配本は、「復活の日」(1964年8月書き下ろし)と「果しなき流れの果に」(『SFマガジン』1965年2月号から11月号連載)を収録。

サイエンス・フィクションという新しい表現手段と真正面から取り組んで、科学を人間の実存を表現する文学世界を広げる手段として意識的に取り入れた「復活の日」。インフルエンザ・ウィルスと似て非なる強毒化された火星からのウィルスMM-88によって人類が滅亡した後、復活するまでの壮大なドラマは、1980年深作欣二監督によって映画化された。
「果しなき流れの果に」は、発表当時からずっと読者のベストSF第一位に選ばれている長編。人類の進化と実存、男女の愛情について100億年の時空を駆けめぐる。

http://www.iocorp.co.jp/sinkan/Zenshu2.htm
http://www.jiu.ac.jp/sakyo/vol_2.html

『小松左京全集完全版』第29巻2007/10/31 00:00

「日本タイムトラベル」「ニッポン国解散論」「現代の神話」を収録。
小松左京独特の過去・現在・未来を自由に行き来しながら1967年から68年の日本をルポした「日本タイムトラベル」をはじめ、高度成長期の「ニッポン」に対する痛快なエッセイを収録。
解説は川添登氏。384頁
ISBN978-4-903624-29-7  4800円(税込み)
城西国際大学出版会

「白山喜照」を運転手に、全国の国道を車で旅しながら、戦後20年間の変化と、この先20年間で400から500兆円の建設投資がなされる計画を想定して、日本がどのように変わっていくのかを、小松左京独特の手法で、語っている「日本タイムトラベル」。
ニッポン国に対する痛快なエッセイ集「ニッポン国解散論」、35年前の神話が現在でも「神話」のままであることに愕然とさせられる「現代の神話」。
解説は、建築評論家で未来学会やEXPO'70など小松左京とのつきあいの長い,川添登氏。

http://www.iocorp.co.jp/sinkan/Zenshu29.htm
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『小松左京全集完全版』第12巻2007/07/28 00:00

「御先祖様万歳」「日本売ります」「紙か髪か」など26編を収録。東京オリンピックの時海外向けに作られた広報誌『Here is JAPAN』のために書いた英文の短編も、初めて収録。
解説は井上ひさし氏。429頁、ISBN978-4-903624-12-9  4800円(税込み)
城西国際大学出版会

収録作品
「紙か髪か」「卑弥呼―邪馬台国始末記―」「三界の首枷」「痩せがまんの系譜」「ホムンよ故郷を見よ」「女か怪物(ベム)か」「影が重なる時」「御先祖様万歳」「カマガサキ2013年」「煙の花」「ダブル三角」「大阪の穴」「愚行の輪」「自然の呼ぶ声」「物体O(オー)」「日本売ります」「召集令状」「正午にいっせいに」「石」「日本脱出」「Visit to a Green Star」「拾われた男」「SOS印の特製ワイン」「わびしい時は立体テレビ」「女のような悪魔」「新趣向」

http://www.iocorp.co.jp/sinkan/Zenshu12.htm
http://www.jiu.ac.jp/sakyo/vol_12.html

『小松左京全集完全版』第11巻2007/03/28 00:00

第4回配本は、同人誌時代の短編から始まって、「易仙逃里記」「お茶漬の味」「地には平和を」など17編を収録した初期短編集。
解説は、第一回SFコンテストで選外努力賞を受賞した「地には平和」の原稿を夜行列車の中で読んで以来、小松左京の器の大きさに注目していた『宇宙塵』の柴野拓美氏。
初期にしてすでに作品のバリエーションが豊富なことが解る。

収録作品
「子供達」「裏切」「慈悲」「最初の悔恨」「溶け行くもの」「失敗」「易仙逃里記」「サラリーマンは気楽な稼業……」「終りなき負債」「お召し」「お茶漬の味」「地には平和を」「時の顔」「失格者」「釈迦の掌」「墓標かえりぬ」「蟻の園」

http://www.iocorp.co.jp/sinkan/Zenshu11.htm
http://www.jiu.ac.jp/sakyo/vol_11.html

『小松左京全集完全版』第27巻2007/02/28 00:00

・『小松左京全集完全版』第27巻 2007.2.28
「地図の思想」「探検の思想」を収録。
解説は当時気鋭のジャーナリズム論学者、山本明氏。
402頁 ISBN978-4-903624-27-3 4800円(税込み)
城西国際大学出版会

3回配本は、「地図の思想」(1965年11月10日講談社)と「探検の思想」(1966年11月25日講談社)を収録した第27巻。
SFルポという小松左京ならではの新しい紀行文のスタイルを樹立した傑作。解説は当時、同志社大学教授で気鋭のジャーナリズム論学者であった山本明氏。歴史的、地学的データだけでなく、文学的、文化的情念の地層もふくめて「エリア」を観察してイメージをふくらませていく手法は、現在でも新鮮な驚きを与える。

http://www.iocorp.co.jp/sinkan/Zenshu27.htm
http://www.jiu.ac.jp/sakyo/vol_27.html

『小松左京全集完全版』第28巻2006/10/30 00:00

『小松左京全集完全版』第28巻 200610.31
「未来の思想」「未来図の世界」「未来 怪獣 宇宙」を収録。
梅原猛さんの解説を収録。392頁
ISBN4-903624-28-5  4800円(税込み)
城西国際大学出版会

第2回配本は、「未来の思想」(1967年11月25日中公新書)、「未来図の世界」(1966年9月10日講談社)、「未来 怪獣 宇宙」(1967年6月16日講談社)を収めた第28巻。
特に「未来の思想」は、人間が「死」を意識したところから「死後の世界」にたいする「未来の思想」が始まったとし、様々な宗教を分析しながら、進化の先の未来にまで人類が捉えられるようになったときの「未来の思想」にまで論究している。
現代でも、新鮮な驚きを与えてくれる小松左京の根幹を表すエッセイ集。

http://www.iocorp.co.jp/sinkan/Zenshu28.htm
http://www.jiu.ac.jp/sakyo/vol_28.html

『小松左京全集完全版』第1巻2006/09/20 00:00

『小松左京全集完全版』第1巻 2006.9.20
「日本アパッチ族」「エスパイ」を収録した、待望の全集第一巻が刊行。
石川喬司さんの解説を収録。432頁
ISBN4-903624-01-3 4800円(税込み)
城西国際大学出版会

「日本アパッチ族」(1964年3月カッパノベルス)「エスパイ」(1964年4月から10月「週刊漫画サンデー」連載)を収録

 A5版仮フランス製本 箱入り トレペカバー
 本文2段組 432頁
 装幀 田淵裕一
 発行 城西国際大学出版会
 印刷・製本 コニカミノルタビジネスソリューションズ株式会社
 500部限定

ご購入申込は、城西国際大学出版会または大手書店にて受付。

全55巻を予定している全集完全版が、いよいよ配本開始。
お待たせいたしました。堂々の完成です。
この後は、第28巻「未来の思想」「未来図の世界」「未来 怪獣 宇宙」を刊行します。

乞う、ご期待!

http://www.iocorp.co.jp/sinkan/Zenshu1.htm
http://www.jiu.ac.jp/sakyo/vol_1.html