小松左京マガジン第39巻2010/10/28 00:00

寺田克也さんの表紙絵で小松は宇宙を飛んでいます。小惑星「イトカワ」の探査機「はやぶさ」は、7年ぶりに無事還ってきました。今号では、その感動的な帰還観察体験記もあります。
豊田有恒さんの新連載「メタボ解消に大学教授」。SF作家が大学教授になると、どんなことになるのか、お楽しみに。
挿絵画家のインタビュー、今回は「丹下左膳」や「人妻椿」、美人画で有名な志村立美さんです。

・小松左京が聞く
 大正・昭和の日本大衆文芸を支えた
 挿絵画家たち 3  志村立美
・コラムランド
 もう一段上の視点から  高齋正
・メタボ解消に大学教授 1 豊田有恒
・評論
 21世紀に小松左京を読むということ
 ―『未来の思想』再読  藤田直哉
・ジャパン・シンクス!番外編
 ドイツにおける日本映画と小松作品 
              下村健寿
・世界の果てで「はやぶさ」を迎えてきました
              青木豊
・小松左京作品 この一作 ⑥
―果しなき流れの果に  福江純
・賢人談話、あるいは小松左京の大口舌 7
 もう一度『未来の思想』を語る
 (中篇)汝らはいずこより来たりしか?
             聞き手 はやしあきら
・メタサイエンスねたさいえんす 8
                南山宏
・ぼくのシネマオデッセイⅡ (8)
                田中光二
・小松左京研究会のページ[37]
 青蔵高原と雲と……黄河源行その2
                永瀬佳江
・小松左京年譜【37】 1996.1~3
・インフォメーション
・編集後記
・小松家の猫 チャー

「小松左京マガジン」第38巻2010/07/28 00:00

「小松左京マガジン」第38巻

表紙絵は、1976年『週刊小説』に連載していた「題未定」の挿絵として描いてくださった「かもよしひさ」さんの絵です。作品自体も、題名の決まらないままスタートした、という異色の作品で、それが不思議な展開で最後にストンと「題未定」というタイトルにうまく収まってしまった小説。作家と読者、編集者があたかもジャズのセッションをナマで一緒に演奏しているようなライブ感覚の小説でした。ですから、これだけ大きく作者の顔が毎回描かれても、不思議はなかったわけです。この絵は第8回目、最終回の絵です。

・小松左京が聞く
  大正・昭和の日本大衆文芸を支えた
  挿絵画家たち 2  田代 光
 ・コラムランド
  高齋正「ウェブサイトに掲載された話」
 ・発見! 小説「鐵路」 小松實
 ・コマコン2010レポート 青木豊
 ・熊谷英憲
「日本沈没に見る地球科学の進歩35年」
 ・下村健寿
『復活の日』から読み解くバイオロジー7
 抗生剤のほんとうの歴史
 ・小松左京作品 この一作 5
 久美沙織 「日本沈没」
 ・賢人談話、あるいは小松左京の大口舌6
 もう一度『未来の思想』を語る
 〈前篇〉汝らは何ものか?
 ・南山宏 メタサイエンスねたさいえんす 7 ・田中光二 ぼくのシネマオデッセイⅡ(7) ・小松左京研究会のページ[36]
 鈴木克太郎 「見知らぬ明日の頃」
 ・小松左京年譜 【36】 1995.10~12
 ・インフォメーション
 ・編集後記
 ・小松家の猫 ミミ

『小松左京マガジン』第37巻2010/04/28 00:00

・小松左京が聞く
 大正・昭和の日本大衆文芸を支えた
 挿絵画家たち 1  蕗谷虹児
  45年ぶりに発見された原稿を一挙掲載

 ・コラムランド
 作家と記者の分かれ道   石倉明
 DVDブック「カラコルム・花嫁の峰チョゴリザ」刊行に携わって 澤田芳郎
 21世紀の実存  岡和田晃(第5回SF評論賞受賞)

 ・発見!ショートショート「代理関係」   小松左京
 ・小説 「JC08モード」    高齋正
 ・機本伸司「さよならジュピター」を語る(後編)
 ・『復活の日』から読み解くバイオロジー 6
  火星の殺戮者(Martian Murderers)
  ―火星隕石の細菌?      下村健寿
 ・賢人談話 小松左京の大口舌 5
  昭和史顛末録「EXPO'70」(後編)    小松左京
 ・小松左京作品 この一作 ④
 ―日本アパッチ族            長山靖生
 ・小松左京研究会のページ 35
  好きな登場人物          細谷秀一
 ・小松左京年譜 35  1995年7月から9月
 ・インフォメーション
 ・編集後記
 ・小松家の猫 チャー2010年

http://www.iocorp.co.jp/magazine/no.37.html

『小松左京マガジン』第36巻2010/01/28 00:00

表紙絵は一峰大二さん。ペンを持ったアパッチが元気に宇宙に飛びだしています。
桂米朝師匠文化勲章受章とマガジンの10年目突入を祝う「祝賀号」。
さいとうたかを、石森章太郎、松本零士をゲストに語る「3人がいっぱい」は、1982年7月にテレビ東京で放送された番組の内容を文字で起こした物。貴重な原画も掲載しています。

・祝 桂米朝師匠文化勲章受章!
・祝賀漫画「左京ちゃん」 とり・みき
・「3人がいっぱい」小松左京
 ゲスト:さいとうたかを、石森章太郎、松本零士
 1982年7月 テレビ東京で放送された番組です。
・コラムランド
 青羽芳裕「パイプの灯をいつまでも」
 岩波恵子「夜の銀座に37年」
 高齋正「フレイザー・ナッシュBMW328」
・SF映画評論  井口健二
・宝塚映画祭10周年記念講演
「さよならジュピター」を解読する 下村健寿
・機本伸司「さよならジュピター」を語る
  聞き手 下村健寿
・山田信夫の「日本アパッチ族」映画台本
・賢人談話 小松左京の大口舌
 昭和史顛末録「EXPO'70」(前編)
  聞き手 はやしあきら   
・セミ・フィクション・ストーリー
 「警官美談」 牧慎三(小松左京) 
・小松左京作品 この一作
 ――「果しなき流れの果に」 平谷美樹
・メタサイエンスねたさいえんす 6
 南山宏 
・ぼくのシネマオデッセイⅡ(6)
 田中光二
・小松左京研究会のページ [34]
 第48回エスエフ退会見聞記
  生方賢一 
・小松左京年譜【34】
  1995年4月~6月
・編集後記
・《小松家の猫》チャー  
・表4イラスト
 『話の特集』1971年3月号に描いたイラストレーション

http://www.iocorp.co.jp/magazine/no.36.html

『小松左京マガジン』第35巻2009/10/28 00:00

表紙絵は三好道夫さん。ハロウィーンに合わせた流麗はタッチで描かれた絵の謎解きをするのも楽しいです。
新発見の小説「スター・ボール」を掲載。
鹿児島県立科学館・図書館設立一周年記念で講演した「宇宙と私たち」をテープから起こして掲載しています。

 ・新発見の小説「スター・ボール」を掲載。
 ・講演記録「宇宙と私たち」は、1991年3月、鹿児島市立科学館・図書館設立1周年記念で講演したものを、起こしました。
 ・コラムランド
  高齋正「最近のおかしなこと」
  英憲悦「コンピュータ・シミュレーション」
 ・第10回小松左京賞選評
 ・西村一 
 「地球シミュレータは電気プランクトンの夢を見るか?」
 ・下村健寿「復活の日」から読み解くバイオロジー5
 「火星の殺戮者(Martian Murderes)
 ―バイキングは火星に生命を発見したのか?」
 ・小松左京作品 この一作
  町井登志夫「失敗」
 ・南山宏 メタサイエンスねたさいえんす5
 ・田中光二 ぼくのシネマオデッセイⅡ(5)
 ・小松左京研究会のページ
  永瀬佳江「青蔵高原と山と……」
 ・小松左京年譜 1995年2月・3月
 ・インフォメーション
 ・《小松家の猫》ミミとチャー

http://www.iocorp.co.jp/magazine/no.35.htm

『小松左京マガジン』第34巻2009/07/28 00:00

表紙絵は出淵裕さん。メカデザイナーから映画監督まで、幅広く活躍しています。
新発見の短編小説「11人」を掲載。
「サマジイ革命」は、今読み返すとそのスサマジサが倍加します。

・発見! 短編小説「11人」

・コラムランド
 星マリナ「1月のサンタクロース」
 長谷川悦子「小松左京事務所開設」

・リバイバル小説「サマジイ革命」
  『話の特集』初出時のタイトルと挿絵
・宮崎和成「生命を織りなす時間と空間」

・小松實の詩「時計」

・下村健寿
 『復活の日』から読み解くバイオロジー 4
 細菌兵器の研究

・田中光二 ぼくのシネマオデッセイⅡ(4)
・南山宏 メタサイエンスねたさいえんす 4
・小松左京作品 この一作
 上田早夕里  ―牙の時代
・小松左京研究会のページ 〔32〕
 新間策雄 SF的な、余りにSF的な――
 「果しなき流れの果に」私論 最終回

・小松左京年譜 【32】
   1994年12月~1995年1月
・インフォメーション 海外翻訳本一覧
・編集後記
・《小松家のねこ》ミミ

http://www.iocorp.co.jp/magazine/no.34.html

『小松左京マガジン』第33巻2009/04/28 00:00

表紙絵は張仁誠さん。メカニックな絵を得意とする張さんが人物画に挑戦。
編集長インタヴューは小谷真理さん。
1969年4月9日放送の「題名のない番組」最終回を再録。
下村健寿さんの論文や小松實少年の詩など、読み応え有り。

・編集長インタヴュー
 小谷真理「サイバー少女のインキュベーター」
・コラムランド
 石和義之「小松左京氏の重力」
・小説
 高齋正「デジタル・ポラロイド」
・「題名のない番組」最終回
 1969年4月9日放送分
・下村健寿
 「復活の日」から読み解くバイオロジー3
 黒死病流行の「原因」のなぞ
・小松實の詩「試験哀歌」
・「天神山縁糸苧環」の舞台 一心寺探訪
・南山宏
 メタサイエンスねたさいえんす3
・田中光二
 ぼくのシネマオデッセイⅡ(3)
・賢人談話、あるいは小松左京の大口舌3
 も一つ、大阪のわたし
・小松左京研究会のページ 31
 新間策雄「SF的な、余りにSF的な――
 『果しなき流れの果に』私論 ③
・小松左京年譜 31
・インフォメーション
・編集後記
・《小松家の猫》チャー

小谷真理さんの編集長インタヴューと、石和義之さんの原稿は、期せずして、「評論」というものの意味を明確にするものとしておもしろい記事になりました。
伝説の「題名のない番組」の最終回は、テープ起こしも楽しく、皆さんの肉声が聞こえてくるようです。
小松實の少年時代の詩は、写真アルバムに書かれていたもの。l
まだまだお宝は発掘されそうです。

『小松左京マガジン』第32巻2009/01/28 00:00

・『小松左京マガジン』第32巻 2009.1.28
表紙絵は勝井三雄さん。新春らしいきれいな色です。
1968年10月3日の「題なし」を再録。
第9回小松左京賞受賞の森深紅さんの受賞第一作短篇は「ランナバウト」。
高齋正さんの久しぶりの小説など、盛りだくさんです。
ISBN978-4-7584-1131-8

創刊9年目のスタートは、40年前の名物ラジオ番組「題名のない番組」(通称・題なし)を再録しました。
第9回小松左京賞受賞者の受賞第一作「ランナバウト」をはじめ、盛りだくさんの投稿をいただき、充実した号になっております。
イタリアで日本文学がどのように受け取られているのか。「小松左京マガジン」を読めば分かります。
「小松左京マガジン」ならではの、ユーモアとペーソス、豊富な知識に満ちたエンタテイメントを存分にお楽しみ下さい。

・題名のない番組 
  何度目かの最終回を乗り越えて
  1968年10月3日放送分
・コラムランド
 黒田武彦「今年は世界天文年」
・小説「ランナバウト」森深紅
・下村健寿
  『復活の日』から読み解くバイオロジー 2 
  ウィルスは誰が発見したのか
・小説「ニコンS3D」高齋正
・評論「エイリアン領土への襲撃」
  アレッサンドロ・デ・ミトリ
  翻訳 マッシモ・スマレ 
・西村 一
  正しい氷期の起こし方
・南山宏
  メタサイエンス・ねたさいえんす 2
・賢人談話、あるいは小松左京の大口舌2
  最新版/わたしの大阪
  聞き手 はやしあきら
・小松左京研究会のページ[30]
 新間策雄
  SF的な、余りにSF的な―
  『果しなき流れの果に』2
・インフォメーション
・編集後記
・《小松家の猫》
・裏表紙 炎の恋

『小松左京マガジン』第31巻2008/10/28 00:00

・『小松左京マガジン』第31巻 2008.10.28
表紙絵は福田繁雄さん。孫悟空が「地球」で遊んでいます
編集長インタビューは総裁選直前の小池百合子さんへのインタビューが実現。
ウィリアム・ガードナーさんのEXPO70の研究論文や、下村健寿さんの野口英世についての論文など、小松左京マガジンならではの読み応えのある論文やエッセイなど、充実した内容です。
ISBN978-4-7584-1125-7

・編集長インタヴュー第28回
 小池百合子 食とエネルギーの哲学
・コラムランド
 斉藤善久
 派遣社員の回想 イオ創世記のころ
・論文 下村健寿
 「復活の日」から読み解くバイオロジー 1
 野口英世はなにを見たのか
・第9回小松左京賞発表
 受賞者インタヴュー 森深紅
・小説
 町井登志夫「おろち」
・論文 ウィリアム・ガードナー
 「未来都市」の出現――小松左京と大阪万 博の研究ノート
・田中光二
 ぼくのシネマオデッセイⅡ (2)
・賢人談話、あるいは小松左京の大口舌
 うかれとは何者だったのか?
 聞き手 はやしあきら
・小松左京研究会のページ 29
 新間策雄
 SF的な、余りにSF的な――
 「果しなき流れの果に」私論 第1回
・小松左京年譜 30 1994年2月~4月
・編集後記
・《小松家の猫》チャーと貯金箱
・裏表紙 登山者

『小松左京マガジン』第30巻2008/04/28 00:00

★2008年4月28日 『小松左京マガジン』第30巻刊行。表紙絵は秋竜山。編集長インタビューはかんべむさしさん。

表紙絵は、小松左京の顔を一番めちゃくちゃに描ける作家ということで『おしゃべりな訪問者』(1975、筑摩書房)のイラストを描いていただいた秋竜山さん。その中の一枚を使わせていただきました。
中国のSF作家呉岩さんの小説「マウスパッド」や、イタリアのファンタジー文学評論など、『小松左京マガジン』ならではの国際的な原稿が掲載されております。どうぞお楽しみください。

表紙絵 秋竜山
表紙見返しの写真 1/18イオの新年会
裏表紙漫画 「決闘」

・編集長インタビュー 第27回
かんべむさし「笑いの秘密にせまる」

・コラムランド
高齋正「文化のわかるメーカーに」

・小説
町井登志夫「吸血鬼」
呉岩「マウスパッド」(翻訳:立原透耶)

・評論
フランコ・ペッツィーニ(翻訳:マッシモ・スマレ)
「紡績機と思考するための機械-空想と原義角間に」

・南山宏「メタサイエンスねたさいえんす」1

・追悼企画
再録 衛星の父アーサー・C・クラークと語る
アーサー・C・クラーク、A・ウイッキー、小松左京

・「さよならジュピター」のミステリー最終回
下村健寿「さよならジュピター」の真のテーマ

・追悼
土屋裕フォトグラフinイオ

・田中光二「ぼくのシネマオデッセイ」Ⅱ

・小松左京研究会のページ28
熊谷英憲「深海槍投げ(おとし)」

・小松左京年譜 29(1993.11~1994.1)
・インフォメーション
・編集後記
・小松家の猫 羊のクッションとチャー