『虚無回廊』Ⅲ 文庫版2008/10/18 00:00

・『虚無回廊』Ⅲ 文庫版 2008.10.18
これで『虚無回廊』ⅠⅡⅢを文庫で読んでもらうことが出来るようになりました。
瀬名秀明さんがすばらしい解説を書いてくださいました。
ISBN978-4-7584-3374-7  533円(税別)
角川春樹事務所

直径1、2光年、長さ2光年という、人類の英知を遥かに超えた巨大人工天体〈SS〉。その探査に自らの意志で向かったAE(人工実存)・HE2によって、驚くべき事実が明らかになっていった。一億年以上存在し続けている異星知性体の「老人」、生態系そのものが知的生命体である「環境生物」・・・・・・。生命とは、知性とは、意識とは果たして何なのか?壮大なるSF巨編、待望の文庫化。(解説・瀬名秀明)
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=3119

午後のブリッジ 小松左京ショートショート全集 52003/10/15 00:00

人口増加のため、〈食べられる動物〉はほとんど絶滅し、口にするのは合成食品ばかりになってしまった近未来。天然動物の味を忘れられない人々がひそかに集う秘密のクラブでは今日もまた極上の食事を共にする饗宴が催されようとしていた……。さて本日のメニューとは?(「午後のブリッジ」)これまで単行本未収録だった「にげた宇宙人」を含む全四十八篇。小松左京ショートショート全集完結!(全五巻)
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=2141

ふかなさけ 小松左京ショートショート全集 42003/08/15 00:00

パチンコをすれば大当たりで玉が止まらない。食券を買えば注文と違う高価な食券が出てくる。覚えもないのに会社の営業成績が二倍以上になっている……。自分の意志と関係なく、すべての物事が良いほうへ良いほうへと転がっていく不思議な事態に見舞われた男にまつわる因縁話とは?――(「ふかなさけ」)。「失業保険」と「変貌」の二編を全集として新たに収めて贈る全三十三篇!(「全五巻」)
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=2129

役に立つハエ 小松左京ショートショート全集 32003/06/13 00:00

清潔にしていてもどこからか湧いて出てきて、迷惑きわまりないハエ。この問題を解決しようと、ある研究所が「役に立つハエ」の品種改良を完成させた。家の中には入ってこないし、食物にたかることもない。ゴミだけを餌とするので街中もきれいになる・・・・・・といいことずくめのように思われたのだったが― (「役に立つハエ」より)。 「さらば幽霊」「わびしい時は立体テレビ」の二篇を新たに収めた全四十四篇。(全五巻)
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=2105

月よ、さらば 小松左京ショートショート全集 22003/04/15 00:00

「役員室」と書かれた部屋の中で、十人の役員たちが、暗い顔つきで、だまってすわっていた……。金星商事に不渡りをつかまされ、倒産目前の彼らは、オリオン物産からの融資に一縷の望みを託していたのだ。もしこの交渉がうまくいかなければ……(「月よ、さらば」より)。全集としては初の収録になる「大混線」「ハーモニカ」を含む全四十篇からなるショートショート全集第二弾。(全五巻)
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=1782

ホクサイの世界 小松左京ショートショート全集 12003/02/15 00:00

「これ、フジヤマね。私、前から一度この山を見たいと思ってたのよ」-図書館で二十世紀発行の葛飾北斎の画集を見つけた僕と妻。二十三世紀に大爆発を起こして変形してしまった富士山の江戸時代の雄姿を見たい一心でタイムマシンに乗りこんだのだが、目にしたのは果たして・・・・・・(「ホクサイの世界」より)。ショートショート全集としては初収録になる「靴屋の小人」「かつがれ屋」を含む全四十篇。(全五巻)
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=1792

題未定2000/10/15 00:00

締切りがきても、どうにも適当な題を思いつかず、題未定のまま雑誌に連載を始めた私のもとに届いたのは、なんと未来の私からの手紙だった。それによれば、この雑誌連載が原因でこれから大変な「厄介事」が起こるというのだ!責任をとるべく時空の狭間に投げ込まれることになった私だが、すでに歴史は微妙な歪みを見せはじめていた・・・。繰り広げられる大騒動の行方はいかに?奇想のSF長篇。
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=1493

虚無回廊22000/05/15 01:00

AE(人工実存)・HE2が地球との交信を絶ち、SSと呼ばれる謎の超巨大人工天体と人類との接触は断絶した。が、HE2は自らの意志により、六つのVP(仮想人格)を駆使したSS探査を続けていたのだ。SS内部において、“彼ら”は、SSが太陽系誕生のはるか以前から存在していたということと、複数の地球外生命がSSに接触を試みていることを知る。あらゆる知的生命体を呼び寄せるSSの意図とは? 宇宙における実存とは何かを問うSF巨篇。
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=1669

虚無回廊12000/05/15 00:00

“SS”―宇宙空間に突如出現した謎の物体。直径一・二光年、長さ二光年という、人類の技術をはるかに超えた存在を、一体何者が何のためにつくり上げたのか? AE(人工実存)の研究者・遠藤を中心とした探査計画は、AE・HE2によるSSとのコンタクトをはかる。しかし遠藤は突然の死を遂げ、HE2からの通信も途絶えてしまう。プロジェクトは頓挫したかに思われるのだったが……。新たな“宇宙史”の幕が今、上がる。
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=1668

ゴエモンのニッポン日記2000/02/18 00:00

「ゴエモンキタル テンヨリキタル」との電報とともにあのお騒がせ宇宙人・ゴエモンが再びやって来た。一万年ぶりに日本を訪れたという彼を自宅へ居候させることとなった“僕”は、そのニッポン探訪につきあう次第とあいなったのだが……。人類の「知識」と「常識」を次々と打ちくだいてしまうゴエモンの“文明批評”の旅が始まった!痛快無比の傑作諷刺SF。(解説・星敬)
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=1982