ハルキ文庫『日本アパッチ族』2012/11/15 00:00

★2012年11月15日 ハルキ文庫より『日本アパッチ族』発売。表紙イラストは、田中達之。

昨年7月に小松左京が旅立ってのちに、アパッチを原作に毎日放送がラジオドラマにした「鉄になる日」は、平成23年度の芸術祭大賞、ギャラクシー賞大賞、さらにアジア太平洋放送連合の最優秀賞を受賞。それらが後押しになって、10年以上絶版になっていた文庫がハルキ文庫から田中達之表紙で復刊。
風刺にみちた奇想天外小説の傑作。
解説は、光文社文庫版の巽孝之さんが「21世紀版注記」を追加。
ISBN978-4-7584-3690-8  914円(税別)
角川春樹事務所

産業日本導きの杖『小松左京』2012/11/17 00:00

片山杜秀さん『新潮45』
http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/newest/

狂言「狐と宇宙人」2012/11/23 13:30

京都先斗町歌舞練場にて行われる茂山狂言☆笑いの収穫祭り(KBS京都主催)で、「狐と宇宙人」が上演される。1979年、小松さんが茂山家のために書き下ろした狂言。天文イヤーの今年、9年ぶりの公演です。13時半と17時の2回公演。全席指定、6500円。チケットは、チケットぴあ(Pコード:422-200)、ローソンチケット(Lコード:52829)、イープラス、セブンイレブン(コード:018-360)、または高島屋京都店チケットショップでお求め下さい。他に、「蝸牛」「釣針」も上演されます。
http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/information/2012/info_023455.htm
http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/playguide/stage/1123_1.htm

「小松左京マガジン」第47巻2012/11/28 00:00

大阪の朝日放送広報誌『放送朝日』は、1960年代の関西から多くの文化発信をしていた。1964年3月号掲載の「SFルポ『瀬戸内海』を終えて」という座談会は、小松左京がSFルポを書くきっかけのエピソードを語っているが、どこにも収録されていなかった。当時のプロデューサー、浅井栄一氏の原稿もいただき、小松左京が高く評価していた企業広報誌の仕掛けの一端がうかがえる。
松田優作のデビュー作「狼の紋章」(平井和正原作)の監督でもある松本正志氏の映画シナリオ「地には平和を」―日本本土防衛少年義勇隊の記録を発見。全文掲載の許諾をいただいた。
1965年1月号の『シナリオ・アンデパンダン』に掲載されていた。今日こそ、映画化されていい作品である。
表紙絵は、南伸坊さんの描き下ろし。
来年の7月、小松左京の三回忌を終えたあとの50巻をもって、『小松左京マガジン』を終えます。もうしばらく、おつきあい下さいませ。
 表紙絵:南伸坊
・再掲載 座談会
 SFルポ「エリアをゆく」『瀬戸内海』を終えて
  小松左京/粟津潔/福田紀一/藤田邦昭/浅井栄一
・浅井栄一
 SFルポ「エリアをゆく」と小松左京さん
・コラムランド
 高齋正「安全が第一」
 小野耕世「極私的・小松左京さんの思い出」
・発見!
 映画シナリオ「地には平和を」松本正志・作
・堀晃 (写真:塩田基明)
 和泉葛城山麓を行く―佐世子の終の棲家を訪ねて
・メタサイエンス・ねたさいえんす 14
 南山宏
・メタボ解消に大学教授 8
 豊田有恒
・小松左京研究会のページ 45
 長瀬勝俊「『駅ナカ』の研究 沈没しなかった国の『駅』という価値
・小松左京年譜 43 1997年4月~8月
・インフォメーション
・編集後記
・《小松家の猫》ミミとチャー(2006)
・裏表紙イラスト 「現代病を解剖する」(1967)
切り絵:久保修 
発売は、角川春樹事務所です。
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