フロンティア3000研究会「コミュニティ・カフェ」山納洋2008/04/11 00:00

平成20年(2008)うづき(4月)11日

 新阪急ホテルのバー・リードで、フロンティア3000研究会。千里クラブが無くなってしまったので、梅田まで出てきて、これからはこちらでやることになった。21世紀協会に出向している山納さんが、カフェの歴史から始まって、彼が企画運営しているコミュニティ・カフェの話をしてくれた。まず居心地のよい空間としての「カフェ」、日本の「お茶屋」などの歴史で盛り上がり、いつもながら、勝手なことを言い合って、楽しかった。私は、この前に夕刊フジのインタビューを受けていたので、早めに帰った。

ウィリアム・ガードナー2008/04/06 00:00

平成20年(2008)卯月(4月)6日

 千里阪急ホテルで、アメリカから日本文学を研究に来ているウィリアム・ガードナーさんに会う。
日本のSF文学と70年万博の関係を研究しているとのこと。私がSF作家としてEXPO70に関与したことで、いろいろと話を聞きたいとのことだった。日本語も堪能で、私の作品の翻訳もしてみたいといってくれた。ありがたいことだ。

石毛花見の宴2008/04/05 00:00

平成20年(2008)うづき(4月)5日

 今年の石毛花見の宴は、大阪市内の御霊神社。ここは私が産湯をつかり、となりの美々卯でお食べ初めをしたという、ゆかりの地。
すばらしいお天気で、境内の櫻は満開。この秋に米団治を襲名することを発表した小米朝も来て、賑やかなこと。宮司さんが神社のゆかりなどを説明してくれ、昔から義太夫や落語など芸能を楽しむ拠点になっていたところらしい。
 ビルの谷間の一隅が、一瞬江戸時代に遡ったようなひとときだった。

日記2008/04/01 00:00

平成20年(2008)卯月(4月)1日

 女房には、「大変だ、ミミが妊娠した!」といってびっくりさせ、
 オトベちゃんには、「家に泥棒が入ったんだが、盗られたのはぼくの生パンツだけだった!」といって、驚かせて
今年のエイプリル・フールは、無事過ぎましたとさ。
 めでたし、めでたし。

アーサー・C・クラーク2008/03/19 00:00

平成20年(2008年)弥生(3月)19日
アーサー・C・クラークがスリランカでなくなったそうだ。90歳。この日は私の『日本沈没』が35年前に発売された日でもある。
クラークは、20世紀のSFを人類共通の文学として高めた功績が大きい。しかしそんな彼も、1970年のSFシンポジウムであったときに、冗談が大好きな男だということを知って、とても嬉しかった。
安らかにお眠り下さい。

フロンティア3000研究会「文化としての眠りを考える」高田公理2008/03/14 00:00

平成20年(2008年)やよい(3月)14日
今日は千里クラブで最後の二金会、フロンティア3000研究会だ。
その前に、『自伝』についてサンケイ新聞文化部の著者インタビューを受ける。
二金会の講師は、高田公理。京都大学の生物をでた後、居酒屋をやったりシンクタンクに勤めたり、いろいろなことをやってきたが、この春からは武庫川女子大学から仏教大学に移るらしい。今日の話は「文化としての眠りを考える」。
はたらくために必要な睡眠時間を確保するのではなくて、快適な睡眠を楽しむために暮らしを考えるという、発想の転換をいっていたのは、面白かった。

小松左京自伝-実存を求めて2008/02/29 00:00

平成20年2月29日きさらぎ(2月)29日
『小松左京自伝-実存を求めて』が20日に日経新聞出版社から出版された。お繁さんからは今までで一番本の装幀も良いし内容も面白かったと電話があったそうだ。『週刊ポスト』の「著者に訊け!」という3頁ものブックレビュー欄で取り上げてくれるとのことで、千里クラブで取材を受けた。ライターの女性は、昔から私の本を読んでくれているとのことで、なかなか突っ込みも深い。全身の写真も撮影されたが、髭がだいぶ長く伸びていたのが、気になった。いまやオトベちゃんには、「髭じい」と呼ばれているのだ。

かんべむさしと対談2008/02/09 00:00

平成20年(2008)如月(2月)9日
「小松左京マガジン」第30巻の編集長インタビューとして、かんべむさしと対談することになっていたのだが、今朝からの雪がだんだん激しくなって、我が家の玄関から門まではもちろん、前の道にも真っ白な雪が積もってしまった。千里クラブに行くことになっていたのだが、オトベちゃんがこれでは無理だから、かんべさんに自宅に来てもらいましょうという。しかし、タクシーもなかなかスタッドレスタイヤをつけた車は少ないし、捕まえにくくなってしまうので、オトベちゃんはホテルから乗ってきた阪急タクシーをずっと放さずにかんべちゃんを箕面まで連れてきてくれた。雪を被った竹や桜の木々はそれはきれいだと、雪景色に感激しながらも、帰りの脚が確保できるか、オトベちゃんは気が気ではない。しかし、阪急タクシーの親切な運転手さんが携帯電話番号を教えておいてくれて、自分は往かれなくなっても他の運転手さんに手配してくれて、無事に帰ることが出来た。
久しぶりの大雪に、箕面の山ではシンとした静けさを感じながらかんべちゃんとゆっくり話をすることが出来て嬉しかったが、周辺では色々と騒がしいことでもあった。エライこってすな。

吹田市立博物館の未来2008/02/08 00:00

平成20年(2008)きさらぎ(2月)8日
今月の2金会、フロンティア3000研究会は縄文人の小山修三さんが「吹田市立博物館の未来」をみんなで討議したいということで、市民の盛り上げる会の人々10人、吹田市長の阪口さんもいらして、賑やかなことだった。
平成16年(2004年)から館長になって4年。とにかく来館者数をあげることを第一の目標にする、と宣言して始めた小山修三だが、システムも予算もいじらずに、面白い企画を立案し、それを支える市民の会がいつの間にか出来て、来館者数を二倍以上にしたのはすごい。博物館の中だけに収まらずに、千里ニュータウンの中にサテライトを置いたり、足湯を始めたり、市民からのアイデアをすぐ実行に移す機動力は大きい。しかし、これからさらにこれを継続してステップアップするためには、どうしたらよいのか、というのが問題だ。
翌日、橋下府知事が博物関連の予算をゼロにするという宣言が新聞に載った。ゼロからの出発。私は橋下知事を支持すると二金会でも言っていたのだが、吹田博物館で、知事と話をしても良いと思っている。

誕生日2008/01/27 00:00

平成20年(2008)むつき(1月)27日(日)

 明日の28日が私の77回目の誕生日なので、コマケンからすごい豪勢な花束が届けられた。女房も吃驚して、さっそく玄関ホールに飾った。子供一家や弟も来て、賑やかな一日だった。明日は女房と二人で、静かにお赤飯でも食べてすごそう。