人間にとって旅とは何か2006/07/01 00:00

城西国際大学東京紀尾井町キャンパス アメリカ日本文学会シンポジウムで「人間にとって旅とは何か」講演。 http://www.josai.jp/news/20060608.html

私の履歴書2006/07/01 00:00

7月1日から一ヶ月、日経新聞「私の履歴書」に連載。

人間にとって旅とは何か2006/07/01 00:00

平成18年(2006年)文月(7月)1日
城西国際大学紀尾井町キャンパスで、アメリカ日本文学学会の第15回大会「表象文化と旅:過去・現在・未来」があり、私にも話をしてくれということで、「人間にとって旅とは何か」といういい加減な話を、オニ秘書を相手に話した。「十六夜日記」などを見ると、日本では早くから安全な旅が可能になっていたことがわかる。年寄りが京都から鎌倉まで訴訟のために一人で旅することが出来たのも驚きだが、その旅日記を女性がキチンと記録して今に残っていると言うことも驚くべき事だ。江戸時代に「東海道中膝栗毛」が大流行したということは、「お伊勢参り」という制約はあっても、多くの庶民が旅のたのしさを知っていたということが判る。「道中双六」もいまだに「人生双六」というゲームとして残っているし、ゲームをしながら、さまざまな疑似体験をして社会勉強が出来るのも面白い。こんなもの、他の国にもあるのだろうか。
夕方は、毎日新聞のために谷甲州との対談を、ホテルニューオータニのガーデンコートでやった。『日本沈没 第二部』について、昨日、本の見本刷りが届いたばかりだが、谷君に直接会ってお礼を言うことが出来てよかった。6月13日に最後の原稿を入稿して、もう本になってしまったのだから、すごい。7/14に掲載するとのこと。